55歳、AIとハンドメイドを始めて気づいた。私が取り戻したかったもの
ビーズのがまぐちを編みながら、ふと思ったこと
前回の記事で、AIと相談して決めた「ビーズのがまぐち」を作り始めたことを書きました。
👉「AIと相談して決めた『ビーズのがまぐち』を、本当に作り始めた」
もちろん!!まだ完成していませんw
ビーズを一つずつ編み込んでいくので、思っていたより時間がかかります。
少し編んでは、「まだここかあ」と思ったり。
途中の写真をAIに見せて、「ここまでできたよ」と報告したり。
AIに励ましてもらいながら、少しずつ作っています。

そんなある日、ビーズを編みながら、ふと思いました。
私、どうしてこんなにハンドメイドが好きなんだろう。
今回の目的は、minneで作品を販売してみることです。
だからもちろん、売れたら嬉しいです。
できれば小さくても収入になってほしい。
「55歳の主婦でも、AIに手伝ってもらいながら家で収入を作れるのかな」
ということも、このブログで試してみたいと思っています。
でも、がまぐちを作っている自分を見ていたら、
もしかすると私が欲しかったものは、それだけじゃないのかもしれない。
そんな気がしてきました。
「稼げたらいいな」から始めたはずなのに
50代になってから、「家でできる仕事を作りたい」とよく考えるようになりました。
子どもたちも大きくなって、これからは少しずつ自分の時間が戻ってきます。
だから、その時間を使って、自分で収入を作れるようになれたらいいなと思っています。
月に何万円かでも、自分の好きなことから収入が生まれたら嬉しい。ハンドメイドをもう一度販売してみようと思ったのも、その一つでした。
でも不思議なことがあるのです。
まだ一つも売れていないのに、私はすでにちょっと楽しい。
売上は0円です。
がまぐちだって、まだ完成していません。

なのに、糸を選んで。ビーズを出して。一粒ずつ糸に通して。やっとこかぎ針を持って。
本当に毎日少しずつ形になっていくのを見ていると、なんだか嬉しいのです。
そして、
「ああ、私、こういうの好きだったな」
と思う時間があります。
「好きになった」ではありません。
「好きだったことを思い出した」
という感じでした。あーそうだった。私そうだったきがする・・・
私はずっと、こういう時間が好きだった
考えてみれば、私は昔から何かを作ることが好きでした。
布を見れば、「これで何を作ろう」と考える。
毛糸を見れば、「この色かわいいな」と触ってみる。
ビーズが並んでいるのを見るだけでも楽しい。
出来上がったものだけが好きなのではなく、材料を選んだり、色を組み合わせたり、少しずつ形になっていく時間そのものが好きなのです。ユザワヤに行くのもパンドラハウスに行くのも楽しい。見るだけで幸せなのです。
そして、ハンドメイドをしていると、時間を忘れることがあります。「あと一段だけ」と思っていたのに、気づけばずいぶん時間が経っていたりします。謎の集中力が生まれます。
普段、このくらいの集中力があれば、もっとすごい実績や仕事ができたのかもなと思うくらいです。
たぶん私は、昔からこういう人だったのです。
でも、暮らしていると、自分の「好き」だけを考えていられない時期があります。
子どものこと。家のこと。仕事のこと。
今日のご飯。明日の予定。学校の集まりや地域の掃除・・・
一つずつは小さいことだけど、誰かのためにやらなくてはいけないことが、毎日たくさんあります。
もちろん、それが嫌だったわけではありません。
家族と暮らしてきた時間は、私にとってとても大切なものです。
それでも、自分のことを毎回後回しにしているのです。毎日自分を後にしているうちに、
「私は何が好きだったんだっけ」
が、少しずつわからなくなって行きました。何が好き、とか、何をしたい、なんて考えても、願いはなかなか叶えらないから、だから自分の願いを考えるのをやめていたのかもしれません。
新しい自分になりたかったわけじゃなかったのかもしれない
私はこれまで、何度も新しいことを始めてきました。
何か始めるたびに、「今度こそ」と思っていた気がします。
もっとできるようになりたい。
もっと結果を出したい。
何か「これが私です」と自信を持って言えるものが欲しい。
何か「肩書き」が欲しい。
以前は、
今の自分とは違う、もっとすごい自分になりたい
と思っていました。肩書きがあれば資格があれば、私は「〇〇です」と自信を持って言える。いざとなったら、その肩書きが仕事につながるかもしれない。
そんなふうに思っていました。だから色々手をつけてみたのです。
でも55歳になった今は、少し違ってきました。
残りの人生を考えだしたのです。
もしかしたら、もう新しい何者かにならなくてもいいのかもしれない。
もっと上へ行かなければいけないわけでもない。上に行かなくても命を取られるわけじゃない。
今の私の中に、もうあるものを存分に出して言ってもいいのではないかな?
昔から好きだったもの。
やっていると自然に時間を忘れるもの。
誰に褒められなくても、なぜかやりたくなるもの。
そういうものを、もう一度拾い集めていけばいいのかもしれない。
それを全面に出して生きていいのかもしれない。
今更、何者にもならなくていいのかもしれない。
ビーズのがまぐちを編みながら、そんなことを考えていました。
無理に何者かになることが今更必要なのかな?
今、ある自分に戻って、それを全面に出したら、生きやすいのではないかな?
そうしたら、人生後悔なく生きたと言えるのではないかな?
と思ったのです。
もしかしたら私は、
新しい自分を作ろうとしていたのではなく、本来の自分に戻りたかったのかもしれません。
AIに「何をしたらいい?」と聞いた先にあったもの
このブログを始めてから、私はAIにいろいろなことを相談しています。
ブログのこと。仕事のこと。ハンドメイドのこと。
これから何をしたいのか分からなくなった時には、一緒に整理してもらいました。
そして、「まず何をやってみよう?」と考えた結果、ハンドメイドをもう一度やってみることにしました。
何を販売するかAIと相談したときの話はこちら。
👉「55歳主婦、AIと一緒にハンドメイド販売に挑戦。まずは『何を売る?』から相談してみた」
最初は、AIに効率よく答えを出してもらおうと思っていたところもあります。
何を売ればいい?
どうしたらいい?
次は何をすればいい?
一人で全部調べるより、AIに聞いた方が早いからです。
確かに、それはとても便利です。
でも実際にやってみたら、AIがしてくれたことは、それだけではありませんでした。
AIと話しているうちに、
「これはやりたくない」
「これは好き」
「これならやってみたい」
と、自分の気持ちが少しずつ見えてきました。
AIが私のやりたいことを決めたのではありません。
話しているうちに、私自身が思い出していった。
自分を洗い出ししてみた。洗い出してみたら、心の中に眠っていた気持ちやときめきにふわっと光が刺してきた。「あぁ、私これが好きだった」と向き合えた。
そんな感じです。
AIは、魔法の道具じゃなくて「思い出すための相棒」なのかもしれない
AIを使えば、何でも簡単にできる。
最初はそう思っていた私ですが、今はそうは思っていません。
実際、ビーズのがまぐちは簡単には完成しません。
AIに、「がまぐちを完成させて」とお願いしても、私の代わりに編んではくれません。
一目ずつ編むのは私です。間違えたら、ほどくのも私。 どうしたら可愛いか?を考えて試行錯誤して編むのも私。
最後まで完成させるのも私です。
でも、
「こういうことがしたかったんじゃない?」
「こんな方法もあるよ」
と一緒に考えてもらうことはできます。
途中までできたものを見せて、
「ここまでできたね」
と励ましてもらうこともできます。
そうすると、不思議ともう少しやってみようと思えます。
AIが私を別の人に変えてくれるわけではありません。AIを使ったからといって、完璧な人間に変身できるわけでもありません。私は私のままです。
でも、
私の中にずっとあった「好き」や「やってみたい」を思い出す手伝いはしてくれる。
頭のガチャガチャや封印していたときめきや、本当に好きだったこと、本当はやりたかったこと、本当に幸せだと思えることを思い出させてくれ、整理して、順序立てて考えてくれる。
それなら、50代の私たちにとって、AIって結構面白い相棒なのかもしれません。
50代から始めることは、「遅れている」ことじゃない
50代になって何かを始めようとすると、
「今さら」
という言葉が頭に浮かぶことがあります。
今からブログ?
今からAI?
今からハンドメイド販売?
もっと若い人がたくさんやっているのに。
古い人間のセンスなんて流行らない。
頭でもう覚えられない。
そんなふうに思うこともあります。
でも、今回ハンドメイドを始めてみて、少し考え方が変わりました。
私は55歳で、初めてハンドメイドに出会ったわけではありません。
昔から好きだった。
いろいろ作ってきた。
家族のために忙しい時期には、思うようにできないこともあった。
仕事を優先した時期もあった。
でも今、また手元に戻ってきた。
という感じです。だったらこれは、
「55歳から新しいことを始めた」というより、
「55歳になって、昔から好きだったものをもう一度取り戻し始めた」
なのかもしれません。
そう思ったら、「今さら」ではなくなりました。
むしろ、
今だから、もう一度できるようになった。
そんな気がしています。
今だから、できるようになった。今じゃなきゃ無理だった。
今だから、やれるじゃん!!
売れなくても、もう一つ手に入れたものがある
もちろん、私はこのがまぐちを販売してみるつもりです。
だから、「売れなくてもいい」とは思っていません。
売れたら、ものすごく嬉しいと思います。
誰かが、「これ、かわいい」と思って選んでくれたら、きっと嬉しくて何度も注文画面を見てしまうと思います。
だからちゃんと販売するところまでやってみます。
写真も撮る。
値段も考える。
商品説明も作る。
そこにもAIに付き合ってもらいます。
そして、本当に売れるのか確かめてみたいのです。
55歳で取り戻したものは世の中に通用するのか?そんな私の挑戦でもあります。
でもね。たとえすぐに売れなかったとしても、いいのです。販売が絶対のも目的ではないから。
しかも、今回すでに一つ手に入れたものがあります。
それは、
「私、やっぱりこれが好きだった」
と思えたこと。思い出せたこと。
これは、売上とは別のところにあるものです。
55歳になった私が、もう一度、自分の好きなものを思い出せた。
本来の自分を思い出せた。
本当に幸せだと思えることの一つを手に入れられた。
それだけでも、この挑戦を始めてよかったと思っています。
いつかやろうと思ってたことをAIで現実にできた
このブログを始めたころ、私はAIを使って何ができるのかを知りたいと思っていました。
AIを使ったら、ブログが作れる。
文章も手伝ってもらえる。
AIで仕事もできる。
AIで知らない世界で活躍できるようになる。
そんなことを一つずつ試してきました。
でも最近、少し違うことを思うようになりました。
AIを使って手に入れたいのは、効率だけではないのかもしれません。
今まで、
「いつかやりたい」
と思っていたこと。
忙しい毎日の中で、どこかに置いてきたもの。昔は好きだったのに、いつの間にかやらなくなったこと。
そういうものを、
「もう一度やってみようかな」
と思わせてくれる。
そして、一人では重かった最初の一歩を踏み出すことに勇気をもらう
私は今、そんなAIの使い方をしているのかもしれません。
何度も言いますが、ビーズのがまぐちは、まだ完成していません。まだまだ時間はかかります。
手は遅いし、目は見えない(笑)
若い頃と同じようには行かないのです。
でもね、楽しいのです。この時間が幸せなのです。
やっとここまで来れたと思うのです。
今日も少しずつ編みます。
売れるかどうかも、まだ分かりません。
でも、ビーズを一つずつ編みながら、私は少しずつ、昔から知っていた自分に戻っているような気がします。
新しい何者かにならなくてもいい。
ずっと私の中にあったものを、もう一度大切にしてみる。
55歳のこれからは、何かを足していくことだけじゃなく、置いてきた「好き」を拾いにいく時間でもいいのかもしれません。
そして、その道のりにAIを利用していくのです。あれだけ足踏みしていた夢が、
今までより少しだけ近くなり、この先もっと遠くまで行けそうな気がしています。🌱
皆さんの夢はなんでしたか?
AIと話して、思い出してみませんか?
そして、残りの人生を
一緒に本来の自分を取り戻してみませんか?
ではでは~